「バイキング」の“誤報”で叩かれるべきはMC坂上忍なのか

公開日: 更新日:

 テレビコラムニストの亀井徳明氏は「制約が多いこの時期だからこそ、テレビは新しい魅力を出してくれると期待している身としては、残念です」と、こう続ける。

「たとえば同じフジテレビのバラエティー番組『VS嵐』では技術を駆使し、過去の再編集ではなく、新しい対戦を放送する工夫をしています。伝説的子ども向け番組『ウゴウゴルーガ』のノリで楽しめました。いまコロナ禍で多くの制約がある中、何とか面白いもの、有意義なものを提供したいと奮闘しているテレビマンはたくさんいます。今回の一件は視聴者以上に、多くのテレビマンが『何をやってくれてるんだよ』と思ったはず」

 “自粛警察”が多発するほどイライラしている一般視聴者の目は、これまで以上に厳しくなっている。その辺の自覚が足りなかったのか、単なるミスなのか?

「民意を見誤る政府を批判している番組だからこそ、そこは慎重にやってほしかった。バラエティーなら“仕込み”や“やらせ”も演出として許される部分もありますが、それも最近は厳しくなってきている。ましてや『バイキング』は生放送の情報番組。意図的なミスリードと受け取られたら、フジテレビだけでなく、テレビそのものへの不信感につながってしまいます」(前出の亀井徳明氏)

 結局、批判にさらされるのはMCの坂上だけ、でいいのか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    映画「国宝」ブームに水を差す歌舞伎界の醜聞…人間国宝の孫が“極秘妻”に凄絶DV

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(22)撮影した女性500人のうち450人と関係を持ったのは本当ですか?「それは…」

  3. 3

    慶大医学部を辞退して東大理Ⅰに進んだ菊川怜の受け身な半生…高校は国内最難関の桜蔭卒

  4. 4

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  5. 5

    国分太一の不祥事からたった5日…TOKIOが電撃解散した「2つの理由」

  1. 6

    国分太一は会見ナシ“雲隠れ生活”ににじむ本心…自宅の電気は消え、元TBSの妻は近所に謝罪する事態に

  2. 7

    輸入米3万トン前倒し入札にコメ農家から悲鳴…新米の時期とモロかぶり米価下落の恐れ

  3. 8

    「ミタゾノ」松岡昌宏は旧ジャニタレたちの“鑑”? TOKIOで唯一オファーが絶えないワケ

  4. 9

    中居正広氏=フジ問題 トラブル後の『早いうちにふつうのやつね』メールの報道で事態さらに混迷

  5. 10

    くら寿司への迷惑行為 16歳少年の“悪ふざけ”が招くとてつもない代償