爆笑田中&山本アナ感染「サンジャポ・クラスター」の恐怖

公開日: 更新日:

 お笑いコンビ「爆笑問題」の田中裕二(55)とタレント山口もえ(43)夫妻の新型コロナウイルス感染を受け、テレビ各局は大わらわだ。さらに27日の夜には、田中と23日生放送の「サンデー・ジャポン」(TBS系)で共演した同局の山本里菜アナ(26)も任意で受診したPCR検査で陽性が判明。動揺が広がっている。

■推定年収8億2000万円の超売れっ子

 田中はコンビでテレビ、ラジオのレギュラー7本のほか、単独でも日本テレビ系「秘密のケンミンSHOW 極」のMCなど2本のレギュラーがある売れっ子。「推定年収8億2000万円」と報じられるほか、妻の山口もNHK・Eテレ「趣味の園芸 やさいの時間」のレギュラーのほか、ローカル番組などの準レギュラーもあり、多くのスタッフらと仕事を共にしている。

「所属事務所のタイタンは、コンビで出演中の『サンデー・ジャポン』などは相棒の太田光(PCR検査で陰性と判明)ひとりでこなし、田中ひとりで出演する『ケンミンSHOW』などは、太田が代役を務めるとしています。それで当面はしのげるとしても、どの番組も、数多くのスタッフそして共演者がいる。感染経路について、また濃厚接触者はいなかったかなど、プロデューサーらが緊急対応に追われていますよ」とスポーツ紙放送担当記者は言う。

 これまで明らかにされたところによると、風邪の症状のあった山口の感染が25日に判明。濃厚接触者と認定された田中も26日にPCR検査を受けて陽性と診断された。長女(13)、長男(9)、次女(3)と、まだ子供が幼いこともあり、現在は家族全員で保健所指定の都内の病院に入院中だという。田中の所属事務所は「保健所の規定で、2日前を感染日とするとのことで、感染は8月24日とみられます。24、25日の行動についての聞き取りを会社として受けました」として「月曜日は田中は休み、火曜日は奥さまが発症されたため、自宅待機でした」と説明している。

TBS山本アナと爆笑田中の感染ルートの関係性

 しかしながら、「国立保健医療科学院」のHPによれば、新型コロナウイルスの潜伏期間は、「1~12・5日(多くは5~6日)」とされており、潜伏期間中も他人にうつすこともある。感染経路は明らかにされていないものの、山本アナの感染が、田中の感染と関係している可能性は否定し切れない。

 山本アナは現在、軽いせきの症状があるものの、発熱はないという。しかし4月に「報道ステーション」(テレビ朝日系)で、MCの富川悠太アナ(43)を含む、番組関係者5人が感染した例もあるように、「サンデー・ジャポン」にも“番組内クラスター”の懸念がつきまとう。

 コロナ禍により、テレビ各局はスタジオ収録で出演者の距離を取り、クリアパネルやビニールカーテンなどで仕切るなど、感染予防対策を取っている。スタッフを班に分け、フロアを分けて仕事をするなど、万全を期しているようだが、タレントや出入りの関係者には予防対策をどこまで徹底してもらうか難しいところのようだ。感染した当人はもちろんのことだが、関係者も踏んだり蹴ったりの心境だろう。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾