著者のコラム一覧
ダンカンお笑いタレント・俳優・放送作家・脚本家

本名・飯塚実。1959年、埼玉県毛呂山町生まれ。落語家を目指し立川談志に弟子入り。「立川談かん」として活動した後、たけし軍団入り。お笑いタレント、俳優、放送作家、脚本家と多才で、現在はTAPの専務取締役。

食い放題の焼き肉で相撲取りに間違えられたグレート義太夫

公開日: 更新日:

 クルクルクル~、カラ~ン!! 俺の人生ルーレットが止まったぞ~! えっ、なんだこの町は? 丁髷の大男がジャージー姿で八百屋で買い物してるぞ? あ、あそこに自転車に乗った大男の丁髷が! おっと銭湯に入ったら湯船から丁髷頭が~。しかも、プ~ンと鬢付け油(相撲取りが髪を固める独特の香りが漂う整髪料みたいなモノ)のにおいが流れてきてるよ~!

 そーか、ここぞまさしく90年代前半、あの日本中を大相撲の「若貴ブーム」に巻き込んだ、その若花田と貴花田(後の若乃花、貴乃花)兄弟がいる二子山部屋(後に藤島部屋や貴乃花部屋などと呼称される)のあった中野新橋なのだ。ちなみに、部屋と俺の家は徒歩で5分もかからない距離にあったのだった。

 若貴はもちろん、あの頃は同じ部屋に大関になる貴ノ浪はいるわ、人気と実力を備えた安芸乃島や貴闘力などなどワンサカいて、そりゃわが町の空気はデブ(失礼)のせいで薄くなっていたのだ。そんなデブ(失礼)の町の中に2人の肩身が狭いデブ(こちらは失礼ではない!!)が存在していたのです。

 1人は一時期、現役時代の舞の海の体重を超えたデブの松村邦洋であり、そしてもう1人は我がたけし軍団史上最強で最重量120キロの体重を有したグレート義太夫なのであった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった