江口洋介「天使にリクエストを」は視聴率スルーの見応え

公開日: 更新日:

視聴率とは別次元に振り切ったドラマで、心にズシンとくる見応えがあります」

 そう語るのは、テレビコラムニストの亀井徳明氏。

 亀井氏は「“死”に向き合う話を、それが身近に感じられる世代に分かりやすい役者を起用して伝えています」と、こう続ける。

志尊淳さん、上白石萌歌さんという旬の若手こそレギュラーで出ていますが、それ以外は倍賞美津子さん、梶芽衣子さん、塩見三省さん、西郷輝彦さん、山本學さんなど、確かな演技のベテラン揃い。奇をてらった演出はないのですが、登場人物がなぜそういう行動を取るのか、その背景にある心情を深みのある演技で見せてくれるところに、思わず見入ってしまいます」

 NHKの番組公式HPの掲示板や、他のドラマ関連サイトを見ると、「天使にリクエストを」は最近のどのドラマよりも長文の感想が目立つ。

「〈〇〇ちゃん可愛い〉とか〈〇〇さんカッコイイ〉なんて役者の見た目の評価や、〈この部分が破綻している〉とか〈リアリティーがうんぬん〉といったツッコミ系の書き込みがあまり見当たらないんです。それだけストーリーや演技に入り込めるドラマなのでしょう」(亀井徳明氏)

 人生最後の願い――それを意識せざるを得ない世代には、身に染みるに違いない。探偵の元妻の父親役として山本學が登場する第4話は10日放送だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    サンド伊達レギュラー14本…40~50代の芸人に仕事集中、「リスク分散」しなかった各局のダメージ度

  2. 2

    中学時代をジャージーで過ごした鈴木奈穂子が、法政大女子高から大学に内部進学してNHK人気アナになるまで

  3. 3

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  4. 4

    北島三郎(4)「毎日が目標です。後ろへは戻れない」 地元・八王子のイベントで生涯現役宣言

  5. 5

    「24時間テレビ」SixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ

  1. 6

    WEST.重岡大毅の結婚にファンの怒りと落胆…“祝福されないアイドル”がやらかす「3つの誤算」

  2. 7

    「24時間マラソン」満身創痍の星野真里が完走も…募金額46%減&ゴール直前の乱入騒動に非難の嵐

  3. 8

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  4. 9

    山本美月は九州の女子校で偏差値トップ「筑紫女学園」から明大農学部へ 祖父も生物教師の“リケジョ”

  5. 10

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「24時間テレビ」SixTONES起用もマラソン募金額46%減で“旧ジャニーズ一極集中”は終焉へ

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    NHK出演にSNSでは抗議の声も…彬子女王と伊藤穰一氏をつなぐ「裏千家」とブータン王室の深い関係

  4. 4

    (2)「おニャン子クラブ」の二の舞いを回避した「順位付け」という競争原理はグループを飛躍的に活性化させた

  5. 5

    「タンス預金2000万円」相続税はどうやってバレる? 税務署が追う“亡き親の出金”

  1. 6

    一発で免許停止も…9月から法定速度改正「時速30キロ」生活道路の見分け方

  2. 7

    水前寺清子(1)作詞家・星野哲郎への恩と愛称「チータ」誕生の理由

  3. 8

    自民党内に内閣改造の“タマ”がいない…女性閣僚「目玉不在」に高市首相が“苦悶”

  4. 9

    24時間マラソン完走後にSNSで“陰謀論”が拡散 星野真里に上がった「車移動説」のお粗末

  5. 10

    止まらない「人手不足倒産」…8月は過去最多を記録、もはや“ブラック企業”は成り立たない