著者のコラム一覧
二田一比古ジャーナリスト

福岡県出身。大学卒業後、「微笑」(祥伝社)の記者に。その後、「Emma」「週刊文春」(ともに文芸春秋)をはじめ、多くの週刊誌、スポーツ新聞で芸能分野を中心に幅広く取材、執筆を続ける。フリー転身後はコメンテーターとしても活躍。

森進一の熱狂的ファンが起こした「婚約不履行騒動」の顛末

公開日: 更新日:

「タレコミ」とは密告を意味する。現代社会では週刊誌などメディアへの密告の時に使われるのが大半を占める。1億総記者・カメラマン時代と言われ、身近で見聞したことをタレこむご時世。芸能人もうかうか羽目を外すわけにはいかない。

 タレコミはあくまでも情報に過ぎず、記者が検証取材を重ねスクープにつなげる。最近はタレコミも本物の確率が高くなっていることから、各誌もタレコミ専用電話を設け対応するようになった。

「割と信憑性の高い情報が多くなった。情報提供料として多額を得ることを目的としているのではなく、“懲らしめたい”といった思いのほうが強くなっている」(編集者)

 かつてのタレコミは数も少なく、ガセネタも多かった。それでも万が一もある。確認のために取材することもあったが、明らかにガセもあれば、記事にできる内容ではなかったこともあったが、判別の難しいケースもあった。

 有名なのが森進一とファンを巡るトラブル。「港町ブルース」や「おふくろさん」の大ヒットでレコード大賞を受賞するなど人気絶頂期だった森が25歳だった1972年、熱狂的なファンだったAさんが「婚約不履行」で訴えたのだった。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋