テレ東だけが在京5局で唯一の増益 実った3つの生き残り策

公開日: 更新日:

 世帯視聴率で2ケタ番組がほとんどなく、在京5局の中で“蚊帳の外”などと揶揄されるテレ東だが、「コア層」(13~49歳)に限れば、決してそんなことはない。「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(土曜)、「家、ついて行ってイイですか?」(水曜)は、同時間帯バラエティーでトップになることも多いし、「ゴッドタン」(土曜深夜)はもはや深夜番組の伝説である。

 これまでも、「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」はネット人気が高かったし、珍しくビジネスマンが見ていた「ドラマBiz」枠は、この秋クールで「共演NG」(月曜)で復活、世帯視聴率はパッとしないが、今期一番の注目ドラマと評価は高い。

「テレ東はもう世帯視聴率を捨てたんですよ。家の中でだれが見ているかわからない数字より、見たい人だけが見ているという“濃さ”で勝負しようと腹をくくった。CMスポンサーにも、いまやそっちの方が説得力がありますからね」(テレビ雑誌デスク)

「就活生が選ぶ人気企業ランキング」でテレ東が放送界トップなのも、若者がいかにテレ東の番組を見ているかということだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾