テレ東だけが在京5局で唯一の増益 実った3つの生き残り策

公開日: 更新日:

 世帯視聴率で2ケタ番組がほとんどなく、在京5局の中で“蚊帳の外”などと揶揄されるテレ東だが、「コア層」(13~49歳)に限れば、決してそんなことはない。「出川哲朗の充電させてもらえませんか?」(土曜)、「家、ついて行ってイイですか?」(水曜)は、同時間帯バラエティーでトップになることも多いし、「ゴッドタン」(土曜深夜)はもはや深夜番組の伝説である。

 これまでも、「孤独のグルメ」「きのう何食べた?」はネット人気が高かったし、珍しくビジネスマンが見ていた「ドラマBiz」枠は、この秋クールで「共演NG」(月曜)で復活、世帯視聴率はパッとしないが、今期一番の注目ドラマと評価は高い。

「テレ東はもう世帯視聴率を捨てたんですよ。家の中でだれが見ているかわからない数字より、見たい人だけが見ているという“濃さ”で勝負しようと腹をくくった。CMスポンサーにも、いまやそっちの方が説得力がありますからね」(テレビ雑誌デスク)

「就活生が選ぶ人気企業ランキング」でテレ東が放送界トップなのも、若者がいかにテレ東の番組を見ているかということだろう。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    「対外試合禁止期間」に見直しの声があっても、私は気に入っているんです

  3. 3

    箱根駅伝3連覇へ私が「手応え十分」と言える理由…青学大駅伝部の走りに期待して下さい!

  4. 4

    「べらぼう」大河歴代ワースト2位ほぼ確定も…蔦重演じ切った横浜流星には“その後”というジンクスあり

  5. 5

    100均のブロッコリーキーチャームが完売 「ラウール売れ」の愛らしさと審美眼

  1. 6

    「台湾有事」発言から1カ月、中国軍機が空自機にレーダー照射…高市首相の“場当たり”に外交・防衛官僚が苦悶

  2. 7

    高市首相の台湾有事発言は意図的だった? 元経産官僚が1年以上前に指摘「恐ろしい予言」がSNSで話題

  3. 8

    AKB48が紅白で復活!“神7”不動人気の裏で気になる「まゆゆ」の行方…体調は回復したのか?

  4. 9

    大谷翔平も目を丸くした超豪華キャンプ施設の全貌…村上、岡本、今井にブルージェイズ入りのススメ

  5. 10

    高市政権の「極右化」止まらず…維新が参政党に急接近、さらなる右旋回の“ブースト役”に