玉木宏「極主夫道」が大健闘 昭和的“ベタ”コントに安心感

公開日: 更新日:

 おおのこうすけ氏原作の同名コミックのドラマ化で、「不死身の龍(たつ)」と呼ばれた元極道が専業主夫となり、家族や、さまざまな事件が起こる町の平和を守る姿を描く「最強の主夫が大奮闘するドタバタ痛快劇!!」(番組公式HPより)だ。

 ネット上の評価は、原作ファンからは辛口の意見が多いものの、〈声に出して笑ってしまうくらい楽しい〉〈お気楽に見れて最高〉〈気持ちよく月曜が迎えられる〉など、おおむね好評だ。

「玉木さんが振り切っていて魅力的ですが、正直に言うと、個人的には世帯視聴率でここまで健闘すると思いませんでした」

 そう語るのはテレビコラムニストの亀井徳明氏。亀井氏は「たまたま家政夫つながりですが、テレビ朝日の人気シリーズ『家政夫のミタゾノ』に通じるものがあります」と、こう続ける。

「極端な設定ながら、誰が見ても分かりやすいキャラクターで、1話完結型。奇をてらった演出もなく、ストレートなドタバタに終始して、ちょっとだけ教訓めいたものもある。昭和のドラマやドリフのコント的な作りに、ある意味、安心感を覚えるという視聴者が支持しているのでしょう」

 確かに日曜の夜遅い時間帯には、“考察”も“キュン”もいらないかもしれない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁“”化けの皮”が剝がれたともっぱらも「業界での評価は下がっていない」とされる理由

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    大阪万博「午後11時閉場」検討のトンデモ策に現場職員から悲鳴…終電なくなり長時間労働の恐れも

  4. 4

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 5

    遠山景織子の結婚で思い出される“息子の父”山本淳一の存在 アイドルに未練タラタラも、哀しすぎる現在地

  1. 6

    桜井ユキ「しあわせは食べて寝て待て」《麦巻さん》《鈴さん》に次ぐ愛されキャラは44歳朝ドラ女優の《青葉さん》

  2. 7

    江藤拓“年貢大臣”の永田町の評判はパワハラ気質の「困った人」…農水官僚に「このバカヤロー」と八つ当たり

  3. 8

    天皇一家の生活費360万円を窃盗! 懲戒免職された25歳の侍従職は何者なのか

  4. 9

    西内まりや→引退、永野芽郁→映画公開…「ニコラ」出身女優2人についた“不条理な格差”

  5. 10

    遅すぎた江藤拓農相の“更迭”…噴飯言い訳に地元・宮崎もカンカン! 後任は小泉進次郎氏を起用ヘ