ジャニーズ「一斉薬物検査」を決行した滝沢副社長の危機感

公開日: 更新日:

「賠償金の問題もありますが、それ以上にジャニーズ事務所では今年、山下智久の未成年との飲酒騒動、手越祐也の緊急事態宣言下での酒席への参加、ジュニアの山本亮太が闇スロット店に入店していたことなどが起こった。副社長であるタッキーこと滝沢秀明氏は、『違法行為は絶対に許さない』との考えで、いずれも厳しい処分を下しています。今回も、万全の体制を目指し、決行したのでしょう」(スポーツ紙ジャニーズ担当記者)

■もし“クロ”が現れた場合は…

 しかしながら、検査でもし“クロ”と判明したタレントが現れた場合はどうなるか。

「捜査をしているわけではないので、それで即、警察に突き出すということはないと思います。何か別の理由で自主的に退所させるか、具体的な理由を明かさずに解雇する方法を取るのではないか」(前出のジャニーズ担当記者)

 思い出すのは、2009年、女優の沢尻エリカが、当時所属していた事務所から「重大な契約違反があった」として突如、解雇された一件。芸能マスコミでは「薬物疑惑」が囁かれたが、真相が明らかになることはなかった。あれから10年。別の事務所で再起を図っていた沢尻は薬物で逮捕・起訴され、撮影が進んでいた大河ドラマを降板するという一大スキャンダルに発展した。当時の「重大な契約違反」とはやはり、薬物ではなかったかという声が上がった。

“鬼司令官”タッキーが押し進める決断は、果たして吉と出るか凶と出るか――。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  4. 4

    国分太一は人権救済求め「窮状」を訴えるが…5億円自宅に土地、推定年収2億円超の“勝ち組セレブ”ぶりも明らかに

  5. 5

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  1. 6

    “裸の王様”と化した三谷幸喜…フジテレビが社運を懸けたドラマが大コケ危機

  2. 7

    人権救済を申し立てた国分太一を横目に…元TOKIOリーダー城島茂が始めていた“通販ビジネス”

  3. 8

    菅田将暉「もしがく」不発の元凶はフジテレビの“保守路線”…豪華キャスト&主題歌も昭和感ゼロで逆効果

  4. 9

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  5. 10

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  2. 2

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  3. 3

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 4

    阪神・大山を“逆シリーズ男”にしたソフトバンクの秘策…開幕前から丸裸、ようやく初安打・初打点

  5. 5

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  1. 6

    創価学会OB長井秀和氏が明かす芸能人チーム「芸術部」の正体…政界、芸能界で蠢く売れっ子たち

  2. 7

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  3. 8

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  4. 9

    大死闘のワールドシリーズにかすむ日本シリーズ「見る気しない」の声続出…日米頂上決戦めぐる彼我の差

  5. 10

    ソフトB柳田悠岐が明かす阪神・佐藤輝明の“最大の武器”…「自分より全然上ですよ」