著者のコラム一覧
平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

まだまだ続くコロナ禍…3密最前線のライブハウスの未来は

公開日: 更新日:

 ロフト全体で家賃が計1300万円。毎月5000万円の赤字が見込まれたが、ロフトの面々は血のにじむような努力を重ね、何とか<月に1000万円の赤字>で踏みとどまっている。有料配信事業に力を傾けているとはいえ、それにも限界はある。典型的な<3密最前線>のライブハウスは今後、どんな形態となって生き残るのだろうか。

 ロフトはもちろんのこと、ライブハウス関係者は全員が疲弊し切っている。わたしゃ自宅で安楽椅子に座り、窓越しに冬晴れの空をぼんやり眺めながら、Bluetooth対応のスピーカーから流れるロックに身を委ねる。

 ポストコロナの世界を夢想する。ドイツのメルケル首相が「全人類は同じ船に乗っている」と話した。そうなれば国境もなくなり、自国を守る武器もいらなくなり、核兵器も廃絶されるということか? コロナを経験した人類は今後、進化を遂げていくのだろうか?

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景