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平野悠「ロフト」創業者

1944年8月10日、東京都生まれ。71年の「烏山ロフト」を皮切りに西荻、荻窪、下北沢、新宿にロフトをオープン。95年に世界初のトークライブ「ロフトプラスワン」を創設した。6月、ピースボート世界一周航海で経験した「身も心も焦がすような恋」(平野氏)を描いた「セルロイドの海」(世界書院)を刊行。作家デビューを果たした。

まだまだ続くコロナ禍…3密最前線のライブハウスの未来は

公開日: 更新日:

  ◇  ◇  ◇

 日刊ゲンダイ編集部とロフト事務局から「2020年を総括せよ」とのご託宣があった。

 19年までの数年間、ライブ事業(特にトークライブ)は絶好調だった。渋谷ロフト9、渋谷ロフトヘブン、歌舞伎町ロックカフェロフト、下北沢フラワーズロフト、松本ロフト(業務提携)、ロフトX高円寺……と拡大再生産を続けた。「年商15億円達成!?」「株式上場!?」なんて思っていた直後のコロナ禍である。

 世間、マスコミから大バッシングを受け、ライブハウスは「危険極まりない」という悪評が蔓延した。わたしゃ沈黙してやり過ごすことを潔しとしなかった。

「ロック的な責任の取り方は?」

 ロフトの経営陣は2億円の借金を背負って「どんな状況になってもこの1年、店を一軒もつぶさずに社員全員の雇用を守る」と宣言。ケジメをつけるために75歳にしてロフトプロジェクトの会長職を辞した。コロナ禍の状況に老害は必要ない。「ワッハッハ」と笑いながら全面的に引退するしかない。

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