著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「アインシュタイン」というコンビ名に“売れるジンクス”

公開日: 更新日:

 この「アインシュタイン」というコンビ名には理由があります。なるべくポップで覚えてもらいやすいことと、よく言われている、売れる名前のジンクス「あ段から始まって、途中に“ん”が入る芸名(明石家さんまダウンタウンナインティナインら)」にならって河井君が考えました。ジンクス通りに認知度が上がっています。

 いまは稲田君のビジュアルをネタにしたちょっととがったボケの漫才コントが多いようですが、さらに認知度が上がれば、もっといろんなバリエーションの漫才やコントのネタ作りができる。つまりアインシュタインはまだまだ伸びしろがあるのです。

 しばらく会っていませんが、河井君がコロナに感染した際にメールでやりとりした時、いろんな話の最後に「コツコツ漫才をしていこうと思います。やっぱり劇場が一番好きなので、長く必要とされるタレントではなく“芸人”と呼ばれるように精進します」というメールをくれました。地に足をつけて、一歩一歩前進するアインシュタインが、これからどう進化をしていくのか見守りたいと思います。

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