著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

「アインシュタイン」というコンビ名に“売れるジンクス”

公開日: 更新日:

 よしもとの「男前&ブサイクランキング」で3年連続“ブサイク”1位、殿堂入り確実という稲田君と“男前”3位の河井君という「美男×野獣」コンビ。稲田君が前のコンビを解散後、当時から食事に誘ってくれたり、相談に乗ってくれていた2年先輩の河井君にラブコール。しかし、河井君の答えは何度誘っても「ノー」のまま。現在「アキナ」で活躍中の山名君とコンビ解散後はピン芸人でやっていくつもりでいたのです。

 ところがここで不思議なコンビの縁。初期「M―1」の2010年の最終回に、河井君が1回限りという約束で稲田君と急造コンビ「ゴリラーズ」を結成、3回戦まで勝ち進みましたがそのまま自然消滅。その後も稲田君からのラブコールは続いたものの河井君にその気はなく……「笑い飯」の哲夫君に「ピンの仕事は(コンビで)売れてからでもできると思うよ」というアドバイスを受けて、ようやく正式にコンビを組むことになりました。

「アインシュタインになりました」と挨拶に来てくれた時は“面白いコンビになりそう”と思う半面、「稲田の生かし方が難しいな、河井はどうするんやろう」という期待と不安が交錯した印象でした。東京の番組では稲田君のビジュアルがフォーカスされることが多いようですが、結成当初から関わっているひとりとして、コンビの面白さを伝える番組作りを望みたいところです。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    日本は強い国か…「障害者年金」を半分に減額とは

  2. 2

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  5. 5

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    高市政権の物価高対策「自治体が自由に使える=丸投げ」に大ブーイング…ネットでも「おこめ券はいらない!」