著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

キングコング梶原は上沼さんを嫌っているわけではない

公開日: 更新日:

■「あんたは売れなあかん、できる子や」

 そんな苦悩する彼を救ってくれたのが上沼恵美子さんでした。「あんたは売れなあかん、できる子や」と自身の番組に呼び、カジサックになる時も「あなたならやれる!」と後押しをしてくださいました。真相は知る由もありませんが、そんな上沼さんと決別し一時はマスコミで話題になりましたが「上沼さんには感謝しかないです」と言うほどで本人が上沼さんを嫌っているわけではありません。

 自分はテレビには向いていないと試行錯誤を繰り返している時に「YouTuberカジサック」に挑戦。「2019年12月31日までに登録者数100万人を超えなかったら引退」と大胆宣言で話題になりました。この宣言に、私は戻れる道を残しておいた方がいいと思い、「もし100万人超えへんかったら、引退して2020年の1月1日に“スーパーキングコング”になりました言うて再デビューしたらええやん」と伝えようと思って楽屋を訪ねると、「退路を断ってかけてみます。必ず成功させます!そう信じて絶対やります!」と言い、その覚悟と決意に圧倒されて「頑張って」とだけ伝えて帰りました。

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