著者のコラム一覧
高倉文紀女優・男優評論家

札幌市生まれ。女優・男優評論家。Webサイト「タレントパワーランキング」(アーキテクト=https://tpranking.com/)、雑誌「日経エンタテインメント!」(日経BP社)などで女優や女性アイドルなどの取材・分析を手がけるほか、テレビ番組や週刊誌などにコメントを提供。インタビューしたことがある現役の女優は300人以上を数える。note個人クリエーターページ(https://note.com/tokyodiorama/)。

池田エライザは走攻守揃った勉強熱心な“マルチプレイヤー”

公開日: 更新日:

 モデル・演技・歌だけでなく、撮る側のカメラマンとして雑誌「週刊プレイボーイ」や「装苑」でグラビアアイドルや俳優を撮影した作品を発表。昨年12月には映画初監督作品「夏、至るころ」が公開された。そのほか、雑誌連載も手がけている。そのどれもがハイレベルで、走攻守揃ったMLBプレーヤーとして活躍しておまけに投手までできたイチローを彷彿させる。

 彼女にインタビューしたときに、「自分はどういう人間だと思いますか?」と聞くと、「ガリ勉です」と即答したのが印象的だった。最近では自動車免許教習所で、仮免前に受ける効果測定と呼ばれる模擬試験に向けて、「問題集の中の150問だけ覚えておけばいい」と言われたのに、それでは気が済まないので1000項目すべて予習して覚えていき、「全部覚えてきた人は初めて」と教官に笑われたというエピソードを話してくれた。

 現在は映画監督次回作の依頼があったときのために、テーマとして脳科学について勉強中だという。

 そうした知的な一面を持ちながら、人柄に堅苦しさやとっつきにくさはまったくなく、マイペースで、おっとりとしていて、取材で彼女と話していると、そのやさしい雰囲気がラベンダー畑をイメージさせる。

 池田エライザに憧れて映画監督・写真家・作家を目指す女の子が増えたらいいなと思う。 =つづく

【連載】あのコは誰? 噂のCM美女大解剖-2021春

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因