著者のコラム一覧
てれびのスキマ 戸部田誠ライタ―

1978年生まれのテレビっ子ライター。最新著「王者の挑戦『少年ジャンプ+』の10年戦記」(集英社)、伝説のテレビ演出家・菅原正豊氏が初めて明かした番組制作の裏側と哲学をまとめた著者構成の「『深夜』の美学」(大和書房)が、それぞれ絶賛発売中!

とらわれない男 石橋貴明がブチ壊すテレビとネットの枠

公開日: 更新日:

「ゆっくりする? ないよ(笑い)。なんでやらせてくんねえのかなっていう感じの方が強かった」(石橋貴明/「櫻井・有吉THE夜会」2月18日放送)

 先日のTBS「情熱大陸」(21年1月31日)での石橋貴明(59)の「戦力外通告だ」と思ったという発言を受け、改めてそのことを聞く櫻井翔。すると石橋は「ユニホーム脱がされてしまうんだなっていう。やりたくてもやれないわけじゃん、この世界は。自分はやりたくても、お話が来なければやれないわけで、いやぁ、これで終わりかぁ、ちょっと早い定年退職だな」と精神的にも、よくない時期を過ごしたと明かした。

 この発言に「ゆっくり休もうという気はなかった?」と聞かれて答えたのが今週の言葉だ。

 とんねるずといえば、コントから音楽、俳優まで「お笑い」の枠組みにとらわれない活動をしてきた。アーティスト、俳優、スポーツ選手など各界の一流スターたちと早くから共演し、交流を重ねてきた。だから「お笑い芸人」という自己認識はないという。

「『え、それ何?』って。コントと漫才やれる人が芸人なの? 俺ら漫才できないし、そうすると『お笑いタレント』なのかな、とか」(Yahoo!JAPAN「Yahoo!ニュース特集」19年5月24日)と。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因