視聴率は絶好調「ドラゴン桜」が映さない東大卒の“現実”

公開日: 更新日:

 本質を見抜くため、馬車馬ではなく人間になるため、搾取される側にならないためには勉強して東大に行くしかない。桜木はこう理想を掲げて一喝するわけだが、現実の世界では東大に進学したからといって必ずしも「本質を見抜く立派な人」になるわけではないだろう。ここ最近、世間を騒がせた事件や騒動で注目を集めた人物を見ても東大卒は少なくないのだ。

 例えば、マスク着用をめぐってピーチの航空機内や長野県の温泉旅館などで数々のトラブルを起こした揚げ句、千葉県館山市の飲食店で大暴れし、駆け付けた男性巡査長の顔面を拳で殴って公務執行妨害で逮捕された男は東大法学部卒だった。

 新聞記者らと賭けマージャンをしたとして賭博罪で略式起訴された黒川弘務・元東京高検検事長(64)や、衆議院議員時代、男性秘書に「このハゲェ~!」「違うだろ~ッ!」と暴言を浴びせ、パワハラ議員の代名詞となった豊田真由子氏(46)も東大法学部卒。森友問題の国会答弁で「記憶にない」を繰り返し、国税庁長官をクビになった佐川宣寿氏(63)は東大経済学部卒だ。


 ドラマでは東大専科とのテスト対決に敗れた学年トップの藤井遼(鈴鹿央士・21)に対し、桜木が「性格の悪さだ」と断じる場面があったが、現実社会で問題を起こした人ほど「性格の悪さ」がにじみ出ているように受け取れなくもない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 5

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  1. 6

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  2. 7

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    亡き長嶋茂雄さんの長男一茂は「相続放棄」発言の過去…身内トラブルと《10年以上顔を合わせていない》家族関係

  5. 10

    “バカ息子”落書き騒動から続く江角マキコのお騒がせ遍歴…今度は息子の母校と訴訟沙汰

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅宮アンナ「10日婚」短期間で"また"深い関係に…「だから騙される」父・辰夫さんが語っていた恋愛癖

  2. 2

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  4. 4

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 5

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    中川翔子「Switch2転売購入疑惑」を否定も火に油…過去の海賊版グッズ着用報道、ダブスタ癖もアダに

  3. 8

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 9

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る