“走る広瀬すず”にも「東京五輪」の文字なし…TVCMにすらスポンサーのうまみゼロ

公開日: 更新日:

 女優の広瀬すず(23)が公園でひとり駆けっこのスタートを切り、広瀬のこんなナレーションがつく。

「どんな世界になっても、スポーツは私たちを夢中にさせる。スポーツが私たちに希望をくれる。分かち合った感動が私たちの明日を変えていく」

 東京五輪パラリンピックへ向けた三井不動産の新TVCM「みんなで変わろう」編(写真)だが、これに限らずどのCMや広告を探しても、そこに五輪の文字はなく、一見すると何のCMなのか判然としない。広告代理店関係者が嘆息してこう打ち明ける。

■苦肉の策

「オリパラ開催を大々的に打ち出すわけにいかないなかで考案した苦肉の策。東京五輪とのCMをテレビで流したら、少なくない消費者が西村大臣のあの悪相を想起しかねない。世間の空気として、いまやオリパラは緊急事態宣言とセットでとらえられ、宣言と同様、強引に開催するというのであれば、もう、早く終わってくれという気持ちしかない。開催までカウントダウンという現在も反対論が根強く、楽しみという声はどこからも聞こえてこないのですから、話になりません」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    武田鉄矢「水戸黄門」が7年ぶり2時間SPで復活! 一行が目指すは輪島・金沢

  2. 2

    生田絵梨花は中学校まで文京区の公立で学び、東京音大付属に進学 高3で乃木坂46を一時活動休止の背景

  3. 3

    未成年の少女を複数回自宅に呼び出していたSKY-HIの「年内活動辞退」に疑問噴出…「1週間もない」と関係者批判

  4. 4

    2025年ドラマベスト3 「人生の時間」の使い方を問いかけるこの3作

  5. 5

    2025年は邦画の当たり年 主演クラスの俳優が「脇役」に回ることが映画界に活気を与えている

  1. 6

    真木よう子「第2子出産」祝福ムードに水を差す…中島裕翔「熱愛報道」の微妙すぎるタイミング

  2. 7

    M-1新王者「たくろう」がネタにした出身大学が注目度爆上がりのワケ…寛容でユーモラスな学長に著名な卒業生ズラリ

  3. 8

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  4. 9

    高市政権の積極財政は「無責任な放漫財政」過去最大122兆円予算案も長期金利上昇で国債利払い爆増

  5. 10

    農水省「おこめ券」説明会のトンデモ全容 所管外の問い合わせに官僚疲弊、鈴木農相は逃げの一手