著者のコラム一覧
児玉愛子韓国コラムニスト

韓流エンタメ誌、ガイドブックなどの企画、取材、執筆を行う韓国ウオッチャー。新聞や雑誌、Webサイトで韓国映画を紹介するほか、日韓関係についてのコラムを寄稿。Webマガジン「オトナの毎日」でイラストエッセー【毎日がエンタメ】を連載中。

韓国ではミュージカルも超人気! K-POPスター出演で“韓ミュー”人気に拍車

公開日: 更新日:

 客席の熱気も尋常ではない。さすが“アジアのラテン系”といわれる韓国人。惜しみない拍手と歓声の大きさは日本の客席とは雰囲気が異なり、盛り上げ方がうまい。その半面、演技や歌唱力が足りていない役者には容赦がなく、ネットへの書き込みも辛辣になる。過去には主演女優に対して拍手のボイコットが起きたことも。雑誌インタビューの内容がファンの怒りを買ってしまったことが原因だった。韓国の観客は熱いが、シビアな一面もある。韓国ミュージカル界は、こうした観客の厳しい目にさらされたおかげで急成長を遂げたともいえる。

 コロナ禍で現地での観劇はかなわないが、ラッキーなこともある。宝塚歌劇団でもおなじみのミュージカル「モンテ・クリスト伯」が、きょう10日から日本の映画館で公開されることに。韓国では初演以来50万人以上の観客を動員した人気作品で、公演を14台ものカメラで密着撮影した映像には日本語字幕もついている。

 現地で見るミュージカルもチケット代は日本と同じぐらいで決して安くはない。壮大な復讐劇は143分の長丁場。途中のトイレ休憩なしはツラいが、十分にお得感がある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった