中江有里に学ぶ閉塞社会を生きるヒント SNSのコメントから伝わる学びの姿勢

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「アイドルとしての中江さんを知る世代には、牧瀬里穂さんや清水美沙さんと出演したCM『ポッキー4姉妹』などをご記憶でしょう。90年代に大林宣彦監督の『ふたり』などで活躍した中江さんは30歳を前にラジオドラマのシナリオコンクールで入選、小説も書き始め、法政大の通信で日本文学科を卒業している。年間300冊以上の読書量で知られますし、相当の努力家だと思いますよ」(文芸編集者)

■学びの姿勢

 私生活ではテレビ番組制作会社の男性と2002年に結婚するも、10年に離婚。昨年8月には、闘病していた母親を亡くしている。才色兼備の中江も、常に順風満帆だったわけではないようだが、SNSのコメントからは学びの姿勢が伝わってくる。

 NHKドキュメンタリー番組で、不発弾の爆発で両手と両目を失った男性が、点字で人生を切り開き、80歳を過ぎて教壇に立つ姿を見たとして、こうつづった。

《偶然見始めたのですが、北條民雄「いのちの初夜」や大学通信制など、わたし自身が大事にしている作品や学びの場所が出てきて、偶然と思えなくなりました。学びを諦めなかった藤野さんと支えた人々、すごいです》

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