59歳・松田聖子が貫く完全無欠のプロ意識と巧みなセルフプロデュース

公開日: 更新日:

 最近では歌手の倖田來未(38)が聖子のコンサートを見て、SNSで絶賛するなど、根強いファンの声援も届いているのだろう。聖子ウオッチャーでもあるベテラン芸能記者、青山佳裕氏が言う。

「聖子さんには世代を超え、あらゆる年代に知られているヒット曲がたくさんある。松本隆さんら、名だたるヒットメーカーによる名曲は廃れず、いまもCMに起用されたりすることで、新たなファン獲得につながっている。非日常のメルヘンチックな世界観で演出する聖子さんのセルフプロデュースが見事だということでしょう」

 還暦が目前の今も独自の世界観にこだわることについては、「生きざまをそのまま見せる歌手もいます。見せたくなくても、ベテランになるとその年輪がいや応なく出てしまう。ところが聖子さんは違う。これまでディナーショーやコンサートを数え切れないほど見てきましたが、どんなにプライベートが大変であろうときも素の部分を感じたことは一度たりともありません。プライベートを取材しても、ワンちゃんが何匹もいるにもかかわらず、表を散歩するような姿を見せたことが一度もない。年をかさね、プロに徹した彼女の生きざまは呆れてしまうほど。完全無欠だからこそ、後輩の倖田さんも憧れてしまうのでは」(青山氏)。

 ときに批判されようが、ひたすら我が道を貫く聖子。さらに進化を続けているのが凄い。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  2. 2

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  3. 3

    N党・立花孝志容疑者にくすぶる深刻メンタル問題…日頃から不調公言、送検でも異様なハイテンション

  4. 4

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  5. 5

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  1. 6

    高市首相「議員定数削減は困難」の茶番…自維連立の薄汚い思惑が早くも露呈

  2. 7

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 8

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然

  4. 9

    高市首相は自民党にはハキハキ、共産、れいわには棒読み…相手で態度を変える人間ほど信用できないものはない

  5. 10

    “文春砲”で不倫バレ柳裕也の中日残留に飛び交う憶測…巨人はソフトB有原まで逃しFA戦線いきなり2敗