菅田将暉主演「CUBE」は大ヒット映画の公認リメーク それなのに評価イマイチのワケ

公開日: 更新日:

 実際のレビューに書き込まれたコメントには<何を描きたかったのかが不明><テンポが悪すぎて、全ての俳優がいつもより下手に感じた><原作の良さが何も反映されていない>と、辛辣なコメントが目立つ。

 中でも原作映画に衝撃を受けたファンの中には、すでになかったものにしたいリメーク作品として今作を「黒歴史」扱いする人もいる。

■おぞましいスリラー映画がお涙頂戴のヒューマン映画に

 リメークするにあたり、今の21年の日本にあった形にそれぞれの登場人物をブラッシュアップし、役割や立ち位置が入れ替わったりするのは仕方のないことだろう。

 しかしリメーク版は蓋を開いてみると、良い部分をやすりで削って全部丸くした印象が強い。原作映画は極限状態の中で、残虐性の芽が出る人間の「おぞましさ」を描いた「スリラー映画」であり、登場人物たちのバックボーンが必要以上に語られることもなければ、回想シーンが入ることもなかった。

 だからこそ登場人物たちと同じ目線で映画に入り込み、何も知らない人同士がそれぞれの持つ能力を用いて助け合い、補い合い、その末に殺し合ってしまうストーリーに考えさせられたのだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おい、おまえ、生意気なんだよ」 野村監督は俺の挨拶を“ガン無視”、暴れたろうかと考えた

  2. 2

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  3. 3

    スピードスケート引退・高木美帆にオランダが舌なめずり “王国復権の切り札”として白羽の矢

  4. 4

    長澤まさみの身長は本当に公称の「169センチ」か? 映画「海街diary」の写真で検証

  5. 5

    ブチ切れ高市首相が「誤報だ!」連発 メディア、官邸、自民党内…渡る政界は「敵ばかり」の自業自得

  1. 6

    樹木希林に不倫を暴露された久世光彦

  2. 7

    ドジャース佐々木朗希またも“自己中発言”で捕手批判? 露呈した「人間性の問題」は制球難より深刻

  3. 8

    自転車の「ハンドサイン」が片手運転ではとSNSで物議…4月1日適用「青切符」では反則金5000円

  4. 9

    【独自】急死の中山美穂さん“育ての親”が今朝明かしたデビュー秘話…「両親に立派な家を建ててあげたい!」

  5. 10

    柳楽優弥「九条の大罪」23歳新人が大バズり! 配信ドラマに才能流出→地上波テレビの“終わりの始まり”