原田泰造vs富澤たけし お笑い芸人が競う「捜査1課長」役という“もったいない感”

公開日: 更新日:

 キングオブコント2009で優勝した東京03の角田晃広(48)や飯塚悟志(48)は俳優の顔が板についてきているし、その年に準優勝したのがサンドウィッチマン

 その富澤もこれまで10本以上のドラマに出演し、そこそこ評価されている。

「原田さんも富澤さんも演技が下手だなんて思いません。ただ、うまい下手以前に2人がシリアスなシーンに登場すると、なぜかコントっぽく見えてくる。緊迫感が薄れるというか、ドラマに集中できなくなるんです。捜査1課長って現場の刑事の“星”ですからね。もうちょっと重厚感は欲しいですかね」(前出の警察関係者)

 同じ「捜査1課長」の内藤の“厚み”と比べるのは酷だろうが、「インビジブル」「マイファミリー」はシリアスなドラマ。それがコントに見えたら、つまらない。

「原田さんも富澤さんも芸人として売れっ子すぎるんでしょう。2人ともほぼ毎日のようにバラエティー番組で見かけますから、お笑いのイメージが強すぎる。2人の演技力というより、第一線で活躍しすぎているからこそ、シリアスな捜査1課長役に違和感を覚えてしまうのかも」(テレビ誌ライター)

 その点、テレ朝系の連ドラ「俺の可愛いはもうすぐ消費期限!?」に出演した錦鯉の渡辺隆(44)は「サラリーマン役の違和感ゼロ」(前出のテレビ誌ライター)と評価が上昇している。

 たとえ名優であっても役柄の向き不向きはある。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    国分太一との協議内容を“週刊誌にリーク”と言及…日本テレビ社長会見の波紋と、噴出した疑問の声

  5. 5

    衆院定数削減「1割」で自維合意のデタラメ…支持率“独り負け”で焦る維新は政局ごっこに躍起

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  5. 10

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較