荒牧陽子さんは30歳でモノマネシンガーに 下積み時代での思わぬオファー、数秒での決断まで

公開日: 更新日:

 30歳になった年に「スタードラフト会議」(日本テレビ系)のスタッフさんからオファーの連絡が来ました。「お話を聞きたいです」という軽い感じでしたが、もちろん私はシンガー・ソングライターとして呼ばれたと思い、うれしくて震えましたよ。

 局に打ち合わせに行くと、スタッフさんが「モノマネで出ませんか」と。分厚い資料を持っていて、私がガイドボーカルを務めた数千曲の歌を調べたものでした。

 言われた瞬間は「どういうこと?」とすぐには理解できませんでした。私はモノマネのつもりでガイドボーカルを歌っていないですから。ガイドボーカルのスタッフさんからは「歌手の歌い方に寄せてください」とは指示されていましたが、モノマネしている認識はまったくなかった。

 その時は30歳になって半年後で「私はもうシンガーとしては厳しいのかな……」と感じ始めていました。だから「私、自分の歌しか歌いません! とか言ってる場合じゃない!」と数秒で決断。次の瞬間には「なんでもやります!」と言ってました(笑)。そこが私の大きな分岐点。こんなチャンスは二度とないと思いましたし。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景