著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

今週末は参院選 耳を疑うような暴言失言の与党にナメられっぱなしでいいんですかい

公開日: 更新日:

 いよいよ今週末は参院選の投票日だ。世の中は盛り上がっているのか。いやそれほどでもないだろう。ワイドショーでも選挙の報道はほとんどなく候補者の名前も知らない人がほとんどか。逆に事前予想などいらないのに「自民堅調」とか「改憲に必要な3分の2を確保の見込み」とか政権の提灯記事を垂れ流している。唯一、テレビ東京が前日の事前番組を決めたのが救いか。

 それにしても政権与党は安心しきって緩んでいるのではないか。選挙期間中なのに耳を疑うような暴言が相次いでいる。

 山際経済再生大臣は「野党の人から来る話は、われわれ政府は何一つ聞かない。本当に生活を良くしたいと思うなら、自民党、与党の政治家を議員にしなくてはいけない」と語った。おいおい「何一つ聞かない」とはなんだ。民主主義の否定、独裁宣言ではないか。

 さらに井上義行候補は出陣式で「同性愛とかいろんなことでどんどん可哀想だと言って、じゃあ家族ができないで、家庭ができないで、子どもたちは本当に日本に本当に引き継いでいけるんですか」と発言。「いろんな」とはなんだ。子どもを産まない産めない、家庭をつくれない弱者をひっくるめて差別している。しかもナチスと同じ優生思想だ。確信犯だろう。これぐらいの発言選挙に影響しないと思っている。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 2

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  3. 3

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  4. 4

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  5. 5

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  1. 6

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  2. 7

    今度は横山裕が全治2カ月のケガ…元TOKIO松岡昌宏も指摘「テレビ局こそコンプラ違反の温床」という闇の深度

  3. 8

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    大谷翔平のWBC二刀流実現は絶望的か…侍J首脳陣が恐れる過保護なドジャースからの「ホットライン」