国会議員所得トップは年収13億円!改めて問われる細田衆院議長「月100万円しか」の大ウソ
「議長になっても毎月もらう歳費は100万円しかない」──。そうボヤいて大炎上した自民党の細田衆院議長も、きっと同僚議員の稼ぎっぷりに驚いたことだろう。
【写真】この記事の関連写真を見る(12枚)
衆参両院は4日、国会議員の昨年分の所得報告書を公開。1人当たり所得総額の平均は2255万円で、3年連続で減少したが、中には景気のいい議員もいる。実に3年連続で所得トップという自民の元栄太一郎参院議員だ。昨年の所得総額はナント、12億9261万円。主な稼ぎは投資信託の売却や配当だ。
元栄氏は「弁護士ドットコム」の創業者。2016年の参院選に千葉選挙区から出馬し、得票数2位で初当選した。財務大臣政務官に任命された20年、営利企業の役職などとの兼職を禁じた大臣規範にのっとり、弁護士ドットコムの代表取締役会長を一時退任。現在は役職に復帰し、再び代表取締役社長を務めている。
一昨年分の所得総額でも、元栄氏は19億1404万円と断トツ。株式売却で15億4008万円、上場株式の利子及び配当として3億3307万円を計上していた。大量保有報告書によれば、元栄氏は東証グロース上場の弁護士ドットコムの株式488万1100株(21.92%)を個人で保有。4日の終値ベースで、時価約193億円の資産価値がある。間違いなく国会議員の中でも群を抜いた資産家だ。