デビュー50周年の五輪真弓「伝説」を振り返る…凄すぎるデビューアルバム制作陣と世界での評価

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 シンガー・ソングライター五輪真弓(71)が今また、要注目だ。1972年のデビュー曲「少女」から50周年、ベストアルバムがこの秋リリースのほか、スペシャルサイトが開設され盛り上がっている。構成作家のチャッピー加藤氏が言う。

「五輪真弓さんはユーミン松任谷由実さんと並ぶ日本の女性シンガー・ソングライターの先駆け。確実に、日本の音楽シーンに新たな地平を開きました。『恋人よ』は代表曲であり、珠玉の名曲ですが、伝説のごく一部でしかないと声高に申し上げたいですね」

 まず、デビュー当初からCBSソニーに個人レーベル「UMI」が発足。「和製キャロル・キング」とのキャッチコピーはこの当時、「つづれおり」が世界的に大ヒットしていた米女性アーティストからとったもので、キャロル・キングがデビュー前の五輪のデモテープを聴いて気に入り、お墨付きを得たことから、命名されたのだそうだ。

「デビューアルバムはロサンゼルスで収録されたのですが、レコーディングにはそのキャロルをはじめ、腕利きのミュージシャンがこぞって参加しているのですから、ただの箔付けなんかじゃない。もちろん異例ずくめですけど、それもこれも、五輪さんにそれだけの光る才能があったからに他なりません」と続けた。

 デビュー前から「世界水準、ワールドワイド」であった五輪は4枚目のアルバム「Mayumity うつろな愛」がフランスでヒット、そして誘いがきて渡仏し全曲フランス語によるアルバム「えとらんぜ」を完成させた。細野晴臣たちが参加。

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