旧統一教会問題で「ミヤネ屋」「ゴゴスマ」が大健闘! ワイドショー“本領発揮”の舞台裏

公開日: 更新日:

1992年夏の合同結婚式で繰り広げられた取材合戦

「教祖が相手を決める結婚式って、一体なんなんだって。初夜から3日間の『性の儀式』では、棒でお尻を思いきり叩くそうだぞと、そんな下世話な興味から始まったように思います。とてもいびつなものを感じつつ、でも、何がどうなっているのか、全体像は見えない。桜田淳子がどうしてそこへ入信していったのか、誰も分からないまま、追いかけていた印象があります」

 こぞってその様子を日本のお茶の間に伝えたワイドショーは今また、現「世界平和統一家庭連合」報道を再開。ワイドショーには全国霊感商法対策弁護士連絡会の紀藤正樹氏(61)、元参院議員のジャーナリスト有田芳生氏(70)らが出演。有田氏は合同結婚式後の95年、警察関係者から「統一教会の摘発」を聞いたとし、さらに10年後、一向に動きのない状況を聞くと、こんな答えが返ってきたことを明らかにした。

「一言ですよ、政治の力って。圧力」

 旧統一教会と日本の政治家との関係はズブズブだ。故安倍晋三氏が2021年に「朝鮮半島の平和的統一に向けて努力されてきた韓鶴子総裁をはじめ、皆さまに敬意を表します」などとビデオメッセージを送っていたことも明らかに。さらに安倍氏は選挙の際に統一教会が持つ票の振り分けにも権限を発揮。また統一教会の名称変更にも政治の力が作用したとワイドショーは伝えている。

 日本社会にすでに広く深く根を張っていたカルト宗教の闇。近年はすっかり牙を抜かれ、不要論まで飛び交っていたワイドショーが本領発揮である。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった