石原さとみ“元カレ”の「SHOWROOM」業績悪化に厳しい声…自己啓発本は大ベストセラーだが

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批判は「モテ男」への妬みか

 前田氏は3歳で父親を、8歳で母親を亡くし、親せきに引き取られるなど苦難の幼少期を過ごしたという。小学生の時からギターの弾き語りで生計を立てたことが、ライブ配信事業を興す原体験となったとのこと。

 早大政経学部を卒業後、外資系証券会社に入社。その後、IT企業のDeNAに転職。社内起業として立ち上げたのがSHOWROOMだった。資金調達をしながら事業を軌道に乗せるまで赤字を掘り続けるのは、スタートアップにとって想定内のこと。だが、なぜこうした声が上がっているのか。

「前田さんは自己啓発本がベストセラーになったりと一躍時の人になり、情報番組のコメンテーターをはじめメディアにひっぱりだこです。各界に幅広い交友関係を築き、過去には石原さとみ(35)と交際していたほどのモテ男のため、妬み、嫉みによるものが大半ではないでしょうか」(女性週刊誌記者)

 前田氏の著書「メモの魔力」(幻冬舎)は、すでに70万部を突破している大ベストセラー。さらに、朝の情報番組「スッキリ」(日本テレビ系)の金曜日のコメンテーターとしても活躍。直近では、NHK「クローズアップ現代」の8月31日放送「ジャニーズそしてBTS アイドル新潮流 舞台裏を追う」に、ライブエンタメ界のキーパーソンとしてゲスト出演するなど、頻繁にメディア露出している。

 だが知名度の割に、本業の実績がイマイチという評価がもっぱらのようだ。

■メディアに出過ぎ?

「世間に顔を売るのは、スタートアップ創業者の大事な仕事の一つではあるものの、それが事業の成長に生かされているかが疑問視されています。アイドルなどがライブ配信するSHOWROOMはライバルが多く、競合の中で頭一つ抜け出せておらず勝ち筋が見通せていない状況です。利用者が増えていても、マネタイズがままならないと事業を畳むケースはこの世界ではよくあること。実際、SHOWROOMはこれまで幾度か資金調達をしてきていますが、そのたびにバリュエーション(企業価値評価)が下がっていると報じられたこともありました。赤字が続き、将来性がないと不安視されている現れではないでしょうか」(ITジャーナリスト)

 SHOWROOMは20年10月末時点で、570万ダウンロード、会員登録者数は460万人と公表されているが、ライブ配信アプリはほかにも、Pococha(ポコチャ)、BIGO LIVE(ビゴライブ)、17LIVE(イチナナ)、Uplive(アップライブ)などなど、競合がひしめき合っている。

 折しも、急激なインフレを抑制するため、欧米が利上げや量的引き締めに金融政策を転換させたことで懸念されているのが、スタートアップ投資への影響だ。

 先日、2.7兆円のポートフォリオの損失が明らかとなったソフトバンクの「ビジョン・ファンド」は、新規ベンチャー投資を抑制する意向を発表。コロナショック後も潤沢な緩和マネーがスタートアップ市場に流れ込んでいたが、雲行きが怪しくなっている。
 
 調達環境が悪化する中、SHOWROOMは窮地を脱し、ライブ配信サービスの雄になれるのか。

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