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芋澤貞雄芸能ジャーナリスト

1956年、北海道生まれ。カリフォルニア州ロサンゼルスでテレビ・映画のコーディネーター業を経て、女性週刊誌を中心に30年以上にわたり芸能・スポーツを中心に取材活動を続ける。代表的なスクープは「直撃! 松田聖子、ニューヨークの恋人」「眞子妃、エジンバラで初めてのクリスマス」。現在は、星野源、ディーン・フジオカから羽生結弦、浅田真央まで幅広く取材活動を続ける。日刊ゲンダイDIGITALや現代ビジネスなどで執筆中。ツイッター現代デジタル芸能界一の嫌われ記者 芋澤がぶっちゃける極秘情報

本田翼が“CM女王”の座を懸けて主演ドラマに挑戦 TBSの大型プロジェクトとの相乗効果

公開日: 更新日:

 テレビ業界関係者に今回の本田の“大抜擢”の裏事情を聞いてみると、こんな答えが返ってきた。

「一般的には役者の優劣を視聴率という尺度で捉えがちですが、業界内にはそれとは違うキャスティング理由があります。今回の背景には本田の“CM女王”としての存在です。テレビ局は今、番組スポンサー探しに躍起の状態だといわれています。看板番組からも次々と老舗のスポンサーが撤退・縮小を決めている昨今、火曜ドラマ枠といえども例外ではありません。視聴率の保証はなくても、16本ものCMスポンサーを持つ本田がドラマに出演し、なおかつ主演となれば、クライアントも無視できません」

 多くのスポンサーをバックに持つ本田を起用すれば制作費を心配せずに済む。そんなTBS側のやむにやまれぬ事情も隠されていそうだ。

「きみ花」の周辺をもう少し深掘り取材してみると、スポンサー獲得だけでなく、本田とTBSの双方の本気度が高いことが明らかになった。

「劇中に出てくる崖っぷちアイドルボーイズグループ『8LOOM』(ブルーム)のメンバー選出に関しては、“『君の花になる』までの365日”というプロジェクトタイトルが付けられ、1年間のロングスパンでオーディションが行われてきました。日本テレビと電通が共同プロジェクトで『NiziU』を発掘しデビューさせた時のイメージを彷彿させます。『8LOOM』も大手芸能プロダクションのアミューズ、ホリプロ、本田の事務所スターダスト所属のタレントの名前がずらっと並んだメンバーですから、生半可なプロジェクトではないことが理解できます。すでに9月21日にはファーストシングルを配信リリースしていて、評判も上々だと聞いています。若い女性たちが自分の“推しメン”を見ることで視聴率も相乗効果が期待される。外堀をしっかりと埋めた上でスタートを切るもくろみでしょう」(芸能プロ関係者)

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