「他人の手帳は『密』の味」志良堂正史著

公開日: 更新日:

「他人の手帳は『密』の味」志良堂正史著

 著者は、これまで「見知らぬ誰かが書いた手帳」2071冊をコレクション。その中身は、ギャンブラーの10年日記や、17年間の大恋愛を記録した22冊の記録など、実に多種多様だという。「見せない」という前提で記されてきた手帳には、その書き手のプライベートはもちろん、固有の癖や感性が凝縮されている。その凝縮された個人の生活の一端を一気読みできるのが手帳の魅力のひとつだという。ただ、文学作品とは違い、手帳を味わうには主体的に読んで、その魅力を「見いだす」必要がある。

 コレクションを始めた理由や集め方などを明かすとともに、集めた手帳の一部を紹介しながら一般の人が書いた普通の手帳がなぜこれほどまでに面白いのか、その理由を解き明かす異色読書論。 (小学館 1100円)

最新のBOOKS記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  2. 2

    萩本欽一(11)ひとりぼっち寂しく貧乏飯を食べながら「先生も同級生もバカだな」と思うことにした

  3. 3

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  4. 4

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  5. 5

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  1. 6

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  2. 7

    初期ビートルズの代名詞のような2曲の、まるっきり新しかったポップさ、キュートさ、叫びっぷり

  3. 8

    混戦制した河本結の"自己中プレー"に中継解説者が苦言…人気女子プロに問われるモラルとマナー

  4. 9

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  5. 10

    ますます劣化する高市官邸…ポテチパッケージ白黒変更を「カルビーの売名行為」と幹部暴言しSNS大炎上