著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

榊原郁恵の涙の会見を見て「芸能人はファンや見る人にサービスする人」だと思った

公開日: 更新日:

「newsevery.」(日本テレビ系)は5日、榊原郁恵(63)と長男・渡辺裕太(33)の会見を長く放送していた。先月28日に亡くなった渡辺徹の家族葬を終えての会見で、通常なら数分ほどのオンエアだろうが、約17分間もノーカットだった。

 渡辺&榊原夫婦は日テレとは縁が深い。渡辺のデビューは「太陽にほえろ!」だし、郁恵は「NTV紅白歌のベストテン」から「ザ・トップテン」と歌番組の司会を長らく務めた。

 2人が出会ったのもやはり日テレのドラマで1984年「風の中のあいつ」での共演がきっかけだ。87年、2人はめでたく結婚したが、「完全独占生中継おめでとう!!渡辺徹・榊原郁恵結婚披露宴」として披露宴を放送したのも日テレ。視聴率は40.1%。その2年前「独占生中継!!おめでとう聖子・正輝結婚!今夜愛の旅だち」(テレビ朝日系)の34.9%を抜いて歴代芸能人披露宴トップ3という輝かしい記録を残した。ちなみに、1位は郷ひろみ&二谷友里恵、2位森進一&森昌子、4位の聖子&正輝はいずれも離婚している。添い遂げることができたのは渡辺&郁恵だけだ。

 昨年は長男・裕太も交えた3人で朗読劇をしたり、「いい夫婦 パートナー・オブ・ザ・イヤー2021」を受賞するなど仲むつまじい様子がワイドショーなどで流れ、そのたびに理想の夫婦と羨ましかったが、61歳はあまりにも早過ぎる。

 会見では終始気丈な様子を見せ、時折笑顔を見せてもいた郁恵だが、目元は散々泣き腫らしたことがうかがわれ、そのけなげさこそ芸能人、プロのかがみではと感心もした。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    松任谷由実が矢沢永吉に学んだ“桁違いの金持ち”哲学…「恋人がサンタクロース」発売前年の出来事

  2. 2

    ヤクルト「FA東浜巨獲得」に現実味 村上宗隆の譲渡金10億円を原資に課題の先発補強

  3. 3

    どこよりも早い2026年国内女子ゴルフ大予想 女王候補5人の前に立ちはだかるのはこの選手

  4. 4

    「五十年目の俺たちの旅」最新映画が公開 “オメダ“役の田中健を直撃 「これで終わってもいいと思えるくらいの作品」

  5. 5

    「M-1グランプリ2025」超ダークホースの「たくろう」が初の決勝進出で圧勝したワケ

  1. 6

    出家否定も 新木優子「幸福の科学」カミングアウトの波紋

  2. 7

    福原愛が再婚&オメデタも世論は冷ややか…再燃する「W不倫疑惑」と略奪愛報道の“後始末”

  3. 8

    早大が全国高校駅伝「花の1区」逸材乱獲 日本人最高記録を大幅更新の増子陽太まで

  4. 9

    匂わせか、偶然か…Travis Japan松田元太と前田敦子の《お揃い》疑惑にファンがザワつく微妙なワケ

  5. 10

    官邸幹部「核保有」発言不問の不気味な“魂胆” 高市政権の姑息な軍国化は年明けに暴走する