著者のコラム一覧
桧山珠美コラムニスト

大阪府大阪市生まれ。出版社、編集プロダクションを経て、フリーライターに。現在はTVコラムニストとして、ラジオ・テレビを中心としたコラムを執筆。放送批評誌「GALAC」に「今月のダラクシー賞」を長期連載中。

榊原郁恵の涙の会見を見て「芸能人はファンや見る人にサービスする人」だと思った

公開日: 更新日:

郁恵は夫の浮気会見でも逃げなかった

 郁恵は婚約会見も披露宴も、新婚旅行にまでついてくるマスコミにも嫌な顔一つしなかった。夫の浮気報道でも逃げずに会見を開いた。

 昨今の芸能人は出演番組や映画の宣伝をする時はテレビを利用するくせに、プライベートとなるとSNSでさらりと報告するだけ。芸能人はファンや見る人にサービスする人だと思う。せめて会見を開いて自分の言葉で気持ちを伝えるくらいのことをしてもいい。その時にどんな表情で何を語るのか。それが見られることを職業とする人の腕の見せどころ。SNSで済ますとはなにごとか。

 もっとも、書かれた文章を読み上げ、映像をつないで、報じた気になっているテレビ局もどうしようもないけど。

 かつて勝新太郎がん公表会見でのこと。記者に「たばこはもうやめたと伺いましたが」と聞かれ、「やめたよ。やめたというか吸いたくなくなっちゃった」と言いつつ、たばこを吸い始めるという、まるでコントのようなやりとりに爆笑した。さすが勝新! 人柄が出ていた。

 渡辺もサービス精神旺盛だった。妻と息子の会見をさぞかし喜んでいるに違いない。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった