「仮面ライダーV3」主演の宮内洋さん 75歳でも毎日2時間のトレーニングで20代の頃の体形維持

公開日: 更新日:

 映画「シン・仮面ライダー」(庵野秀明監督)の公開が3月に控えているが、第1作「仮面ライダー」に続く「仮面ライダーV3」(1973年2月~74年2月)に主演し、シリーズの人気を不動のものにしたのが宮内洋さん。今、どうしているか。

 ◇  ◇  ◇

 グレーのハットをかぶり、紺色のジャケットにボーダーのシャツ、首元にはシルバーのネックレスというオシャレな装いで、東京・六本木の並木道を軽快な足取りで歩を進める、ひとりの紳士――。背筋はピンと伸び、髪の毛は黒々。とても御年75歳には見えない若々しさである。

「若さの秘訣かい? それは日々の運動ですよ。ひまさえあれば、年がら年中、ジムに通っています。下半身を鍛えないと足腰が弱ってくるので、まずは器具を使ってスクワットなどの筋トレをして、その後はプールに移動して水中ウオーキング、それからクロールでゆっくり泳ぐんです。みっちり2時間のトレーニングで体を鍛えています。その甲斐あって、体形は20代の頃とほとんど変わっていませんよ。何事も継続ってことだな。ハハハ」

 元気いっぱいに話すのは、「仮面ライダーV3」で主人公の風見志郎役を演じたアクション俳優の宮内洋さんだ。昨年8月には、5泊6日のスケジュールで九州を訪れ、ファンイベントを行ったという。

「久留米からスタートして、福岡に移動して、最後は熊本、5日間で5ステージをこなしました。歌は『戦え!仮面ライダーV3』から始まって、途中で歌を中断して、わたしの近況をお伝えして、それからまたさらに歌う。全部で13曲を歌い、公演時間は2時間半。でも、全然疲れないよ。コロナ禍でステイホームの日々が続いたので、体力はあり余っているんだよ。ハハハ。逆に、久しぶりにファンの方たちと直接、交流ができて、わたしのほうがたくさん元気をもらったよ」

 70年代にアクション俳優として大活躍した宮内さんは、「仮面ライダーV3」撮影時、命綱なしでロープウエーにしがみついたり、自身でバイクを運転して両手を離しての変身ポーズなど、さまざまな逸話がある。

「危険なアクションシーンでも、スタントマンに頼らずに自分自身でこなしていましたね。だから、ほかの仮面ライダーシリーズの主人公役の演者は、宮内はあれだけのことをやっているのに……と、戦々恐々だったみたいですよ。『スタントマンが嫌がることをやるのが宮内洋』なんですよ。ハハハ」

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    米倉涼子“自宅ガサ入れ”報道の波紋と今後…直後にヨーロッパに渡航、帰国後はイベントを次々キャンセル

  2. 2

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 3

    彬子さま三笠宮家“新当主”で…麻生太郎氏が気を揉む実妹・信子さま「母娘の断絶」と「女性宮家問題」

  4. 4

    アッと驚く自公「連立解消」…突っぱねた高市自民も離脱する斉藤公明も勝算なしの結末

  5. 5

    ヤクルト池山新監督の「意外な評判」 二軍を率いて最下位、その手腕を不安視する声が少なくないが…

  1. 6

    新型コロナワクチン接種後の健康被害の真実を探るドキュメンタリー映画「ヒポクラテスの盲点」を製作した大西隼監督に聞いた

  2. 7

    違法薬物で逮捕された元NHKアナ塚本堅一さんは、依存症予防教育アドバイザーとして再出発していた

  3. 8

    大麻所持の清水尋也、保釈後も広がる波紋…水面下で進む"芋づる式逮捕"に芸能界は戦々恐々

  4. 9

    “行間”を深読みできない人が急増中…「無言の帰宅」の意味、なぜ分からないのか

  5. 10

    万博協会も大阪府も元請けも「詐欺師」…パビリオン工事費未払い被害者が実名告発