著者のコラム一覧
城下尊之芸能ジャーナリスト

1956年1月23日、福岡県北九州市生まれ。立教大学法学部卒。元サンケイスポーツ記者。82年、「モーニングジャンボ 奥様8時半です」(TBS)の芸能デスクとなり、芸能リポーターに転身。現在は「情報ライブ ミヤネ屋」(読売テレビ)、「朝生ワイド す・またん」(読売テレビ)、「バイキング」(フジテレビ)に出演中。

世良公則、ラサール石井…知名度だけでは難しいタレント候補の現実

公開日: 更新日:

 参議院選挙が公示され、選挙戦がいよいよスタートとなった。僕が興味のあるところはタレント候補の顔ぶれだ。僕らの世代はロックグループ「世良公則&ツイスト」で一世を風靡した世良公則(69)が無所属で大阪選挙区に出たことに目が行く。

 また、お笑い出身で俳優のほか、演出家としての顔も持つラサール石井(69)は社民党から、タレント色の濃い北村晴男弁護士(69)は日本保守党から共に比例区に出る。

 少し前にこのコラムで参院選に出たら当選の可能性が高いタレントの名前をいろいろとあげた。

 スポーツ界なら浅田真央・舞姉妹。知名度と人気で鉄板だと言ったし、歌舞伎役者の妻で女優の故・扇千景さんの後を継ぐのは片岡愛之助の妻・藤原紀香ではないかとも推察した。菊池桃子はどこかの党が口説き落とせばと言ったが、今はわざわざ選挙に出る必要はない。

 さあ、そこで誰が当選するのか。世良は高年齢層にはよく知られた存在であることは間違いない。一方で40代以下の層にはそれほどなじみがあるとは言い難い。親友の桑田佳祐が応援に回るならまだしも、そのあたりの層の共感を得ることが課題だろう。ラサール石井はSNSでプチ炎上することが多かったが、今の政治状況はSNSが無視できない重要なツールとなっているので、Xなどを駆使して効果を出せるのかがカギになる。北村氏もYouTubeでこのところ政治的な発言が多く、今回の出馬は予想通り。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人・田中将大はヤンキースに未練タラタラ…「一途な200勝男」は復帰願望を周囲にこぼしていた

  2. 2

    阪神・才木浩人はドジャース入りで大谷と共闘の現実味…「佐々木朗希より上」の評価まで

  3. 3

    カムバック星野監督の“2カ月20kg”の無茶ぶりに「嫌です」なんて言えるはずもなく…

  4. 4

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  5. 5

    高市早苗氏は頼みの党員・党友支持に急ブレーキで決戦シナリオ破綻…陣営が迫られる「地獄の選択」

  1. 6

    不世出のストライカー釜本邦茂さんが草葉の陰から鹿島18歳FWの「代表入り」をアドバイス

  2. 7

    国民民主党“激ヤバ”都議に「免許不携帯」疑惑 日刊ゲンダイの直撃にブチ切れ!【動画あり】

  3. 8

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  4. 9

    そうだ、風邪をひけばいいんだ!減量に行き詰まった末、裸同然で極寒の庭へ飛び出した

  5. 10

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇