「ブーニーズ」中真大著

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「ブーニーズ」中真大著

 加藤弘明は子どもの頃、父親が暴れ始めると、カセットテープレコーダーをもって逃げだし、オールディーズの曲を聴きながら夜の町を歩いていた。18歳になってファストフード店でアルバイトをしていたが、社会からドロップアウトした人間への賛歌のような音楽に引かれ、ライブハウスに通っていた。

 バンド活動を始めた頃、同級生の沢木勝也に誘われて、ギリシャ彫刻のブロンズ像で飾られた、バブル時代の遺物のようなクラブに行く。ウェスティーズというバンドの演奏を聴いた弘明は、空間が一定のリズムで揺れているような感覚に襲われる。

 ヒップホップに出合い、自分の人生を見つけた男を描く青春小説。 (講談社 2420円)

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