【クラブW杯】最強軍団パリSGの5冠を阻んだチェルシー23歳の司令塔パーマーの素顔
米国開催のクラブW杯(CWC)決勝(日本時間14日午前4時キックオフ)は、今季史上最強軍団とうたわれたパリSG(フランス)が、英プレミアのチェルシーを圧倒するだろう──というのが大方の見立てだった。
それをチェルシーの背番号10を背負う23歳MFパーマーが打ち破った。
まずは前半22分。右サイドからのこぼれ球に好反応。利き足の左足でゴール左下隅に狙い澄ましたシュートを放ち、先制点をゲットした。その8分後。独特の間合いでドリブル突破を図り、パリDFを幻惑しながらペナルティーエリア内に進入。先制点と同じ左下隅に突き刺した。
前半終了間際には絶妙なラストパスを通し、味方FWペドロのチーム3点目をアシスト。これがパリにとって大きなダメージとなり、後半は焦りも手伝ってラフプレーのオンパレード。41分にMFネベスが、チェルシーDFククレジャの長髪を引っ張って倒し、一発レッドカード。試合終了後にはパリのルイス・エンリケ監督が、チェルシー選手を平手打ちするなど後味の悪い結末となった。