著者のコラム一覧
増淵敏之法政大学大学院政策創造研究科教授

1957年、札幌市生まれ。法政大学大学院政策創造研究科教授。専門は文化地理学。東芝EMIやソニー・ミュージックエンタテインメントなどでコンテンツ制作に携わった経歴を持ち、現在はコンテンツツーリズム学会会長や文化経済学会日本特別理事などの公職も務める、コンテンツ戦略の第一人者。「ローカルコンテンツと地域再生」(水曜社)、「『湘南』の誕生」(リットーミュージック)、「おにぎりと日本人」(洋泉社)など著書多数。最新刊に「韓国コンテンツはなぜ世界を席巻するのか」(徳間書店)がある。

(3)「愛の不時着」北朝鮮ピョンヤン駅はモンゴルで撮影 意外と多い韓流ドラマの海外ロケ

公開日: 更新日:

 第4次韓流ブームにおいても、時代劇を除けばソウル首都圏が主なロケ地になっている。もちろん地方都市を舞台にする作品もあるが、大半はソウル首都圏と捉えてもいいだろう。その範囲はソウル特別市、仁川広域市全域と京畿道31市郡を含む地域である。

 さて日本において第4次ブームが定着したのは、2019年に放送された「愛の不時着」だろう。この作品はNetflixにおいて世界190カ国で配信され、日本でも20年2月23日から配信された世界的なヒットをしたドラマとして知られる。

 主演はヒョンビン、ソン・イェジン、このドラマの出演を経て、ふたりは実生活でも結婚し、話題を呼んだ。パラグライダーで北朝鮮に着陸してしまった財閥令嬢、ユン・セリと北朝鮮軍の兵士、リ・ジョンヒョクのラブロマンスだった。

 ただ、海外ロケを実施しているシーンも幾つかあり、印象的なのはスイスだが、まずオープニング映像でセリとジョンヒョクがすれ違うシーンは、チューリヒのリンデンホフの丘だ。他にユングフラウにあるフィルストのつり橋、イゼルトバルトにあるブリエンツ湖などが印象に残るロケ地だ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い