著者のコラム一覧
ラサール石井参議院議員

1955年生まれ。大阪市出身。渡辺正行、小宮孝泰と結成したお笑いトリオ「コント赤信号」で人気に。声優、俳優、司会者、脚本家、演出家、コラムニストとして活躍。第23回読売演劇大賞優秀演出家賞受賞。2025年、参院選に社民党から立候補し当選。副党首に就任。

マイナンバーカード問題 国が見直す気がないなら国民が返納運動を起こすしかない

公開日: 更新日:

 隣に私と同じくらいの年齢のご婦人がいて「あら、おたくも返納? 心強いわ」と話しかけられた。まさか返納など私だけかと思っていたから驚いた。「だって怖いものねえ。何があるかわからないもの」と彼女にはハッキリとした意思がある。

「これで手続きは終わりです。このカードはこちらで破棄しておきますね」と言う職員にその女性は強かった。「安心できないから私の目の前で破棄してもらえますか」と希望し、目の前でカードにパンチで穴を開けてもらったのだ。

 うむ。素晴らしい。この人は決して詐欺師に引っかかったりしないだろう。いや、マイナンバーカードは国がやっている壮大な詐欺かも知れない。国だからお役所だから正しいとは限らないのだ。

「じゃ、いろいろ不便だろうけど頑張りましょう」とお互いを励まし、別れた。何かすがすがしい気持ちだった。

 さあ、これから私は「マイナンバーカードを返納しよう」「紙の保険証の廃止をやめよう」と声高に主張していく。自民党選挙のことしか考えていない。彼らの心配は支持率だ。少しずつでも声を上げれば、皆の力で譲歩は勝ち取れる。まずは返納。あなたもいかがですか。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲