NHK終戦ドラマ「アナウンサーたちの戦争」は自社の“黒歴史”をどこまで描くのか?

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「今年のNHKスペシャルの終戦シリーズは、若者向けの企画が目立ちます。デジタルネーティブ世代は社会的関心が高く、戦争嫌い・平和志向も強いので、そこを意識した番組作りになっています」(メディアアナリスト)

 開戦から1年余りで早くも連戦連敗となった1943年の日本陸海軍は、学徒出陣や少年兵募集で、いまならZ世代の若者を次々と戦場に送り込み、特攻や玉砕で“殺して”いった。

 そんな青春を12、13日のドキュメンタリー「国家総力戦の真実」(前・後編)で取り上げる。「撃ちてし止まむ」のスローガンに煽られるように、雨の神宮外苑の出陣壮行会で「もとより生還を期せず」と答辞を読んだ東大生、兵隊になりたくなかったけど、先生に叱られるのであえて応募した中学生などが登場する。

 これを受ける形で、15日の「Z世代と“戦争”」では、全国の若者と専門家がスタジオで議論を交わす。「戦争で死んでいったのは自分だったのかもしれない」と考えてみる企画だ。いずれも若者にとっての戦争を真正面から取り上げていく。

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