(13)「ひとりでなんでも」なんて無理、助けてくれる人って大切だと思う

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 住人っていったって、ほとんどファミリーみたいなもので、バーベキューパーティーなんかちょくちょくやっている間柄。だから、部屋に向かって“オーイ”って外から声をかければ、時間があるときには助けてくれる。ひとりでできないことは、助けてもらうにかぎりますよ。

 この前もね、テレビで共演した芸人さんがいて、背も高くて、力もありそうだったんだけど、彼はナント大工さんの仕事もやっているっていうのよ。それを聞いて、思わず彼を見る私も目の色が変わった。もしかしたら、強力な助っ人になってもらえるかも、なんてね……」

■“助けてあげたい”と思われる人にならなきゃね

 いたずらっぽい笑みを浮かべながら、中尾さんはこう結んだ。

「私の世代にとって、新しいことへのチャレンジは心と体の老化対策にはもってこい。それを実現するために、助っ人は大切な存在。ひとりでなんでもやろうなんて無理な話。でも、他人に助けてもらうには、“助けてあげたい”と思われる人じゃなきゃダメですよね。それができれば、若い人とも親しくなれる。偉そうにしていたら、まわりから助っ人がいなくなっちゃう。結局、それで困るのは自分ですよ。気をつけなくっちゃね」 =つづく

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