「秀山祭」吉右衛門三回忌追善 松本白鸚の22分“ひとり芝居”に「到達点」を見た

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 茂兵衛の幸四郎は前半のカネがなく空腹でなさけない男は無理があるのだが、後半の渡世人になると、凄みもあれば情もあり、予想以上によかった。お蔦の夫を演じる尾上松緑も人物造形が的確で、こういう役はうまい。

 播磨屋よりも、高麗屋、音羽屋の印象が強い秀山祭となった。

(作家・中川右介)

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