著者のコラム一覧
本多正識漫才作家

1958年、大阪府生まれ。漫才作家。オール阪神・巨人の漫才台本をはじめ、テレビ、ラジオ、新喜劇などの台本を執筆。また吉本NSCの名物講師で、1万人以上の芸人志望生を指導。「素顔の岡村隆史」(ヨシモトブックス)、「笑おうね生きようね いじめられ体験乗り越えて」(小学館)などの著書がある。新著「1秒で答えをつくる力──お笑い芸人が学ぶ『切り返し』のプロになる48の技術」(ダイヤモンド社)が発売中。

三國連太郎さんがラジオに飛び入り出演! 大俳優からいちファンの顔になった瞬間

公開日: 更新日:

 30年近く前に、日本を代表する俳優、三國連太郎さんがオール阪神巨人さんのラジオに飛び入り出演されたことがありました。

 土曜日の朝、7時15分から10時までやっている朝日放送ラジオの長丁場の番組でした。本番前日の夜遅くに、プロデューサーから一本の電話が。何か事故があったのかと思い、緊張ぎみに電話に出ると「明日の本番に三國連太郎さんが見学したいって言われてるらしいんやけど、どうしよう?」という内容でした。思いもよらない内容にビックリというより「なんで?」という気持ちの方が強かったように記憶しています。

 聞くと、三國さんは番宣で土曜の朝、朝日放送のテレビに出演される予定で、前日、朝日放送に挨拶に来られた時に、阪神・巨人さんのラジオ番組のポスターを見かけ「僕、阪神・巨人さん好きなんだよね。話してらっしゃるところを外からでも見られないかな?」とテレビのプロデューサーがお願いされたというのです。あまりの大物に「外から見学だけしてもらうのはもったいないんで、番組に出演してもらうことになったから、よろしゅう頼むわ」ともうすでに話は進んでいたのでした。実は三國さんのファンだった私は「まさかラジオのスタジオでお会いできるなんて!」と大喜びでした。

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋