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北島純映画評論家

映画評論家。社会構想大学院大学教授。東京大学法学部卒業、九州大学大学院法務学府修了。駐日デンマーク大使館上席戦略担当官を経て、経済社会システム総合研究所(IESS)客員研究主幹を兼務。政治映画、北欧映画に詳しい。

4本の映画で理解する「性加害と隠蔽、その告発」 見て見ぬふりの責任も作品は問いかける

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■ブラピが検事補を熱演した「スリーパーズ」

 そのブラピが、「少年院での性加害」を告発する検事補を熱演したのが映画「スリーパーズ」(バリー・レビンソン監督、1996年)。

 NYヘルズキッチンの少年4人組が軽はずみのイタズラで事件を起こし少年院に入るが、そこは絶対的な権力を振るう看守が夜な夜な性的暴行を加える地獄だった。深く傷付き羞恥する少年らは面会に来る神父(ロバート・デ・ニーロ)にも真実を打ち明けられない。性虐待が世に知られることなく出所して13年後、少年らは検事補、新聞記者、残る2人はマフィアになっていた。

 その2人が元看守(ケビン・ベーコン)を報復として射殺。検事補ブラピは新聞記者と手を携え、元看守の同僚を証人として喚問し性虐待を暴露、仲間2人を無罪にする一世一代の芝居を打つ。鍵を握るのは事件時のアリバイ。神父デ・ニーロは事実を述べるか、それとも偽証して2人を救う道を選ぶか、神を前にした「正義の選択」を迫られる。

■「神父による性加害」を題材にしたのが「スポットライト 世紀のスクープ」

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