河合郁人A.B.C-Z脱退は退所の布石? 芸能界での生き残りかけたジャニタレたちの処世術

公開日: 更新日:

 21日、ジャニーズ事務所の公式サイトで「A.B.C-Z」の河合郁人(35)が、12月21日をもって同グループを脱退すると発表。22日に生出演した情報番組『ゴゴスマ ~GO GO!Smile!~』(CBC・TBS系)では、昨年末からメンバーと話し合いを重ねていて、このタイミングになったと説明。さらに「逃げるように見えるのも嫌だし。退所は全く考えなかった」と話した。

 公式発表では脱退の理由を「以前より『40歳までに自身がMCを務める冠番組を持つ』『MCとしてのポジションを確立する』という目標を掲げておりました」としている。

 しかし、視聴者からは、《きっと様子見なのかなあ いずれは退所してタッキーの事務所に合流するか新事務所設立すると予想》《公表された理由だけが動機なのだろうか?》《逃げ出す覚悟がなかった言い訳にしか聞こえんな!一番最初が嫌だったか?》などと厳しい声が出ている。

「河合さんは『A.B.C-Z』の活動よりも、一般視聴者には『ジャニーズものまねの人』や『ゴゴスマなどのコメンテーター』として知られています。“ジャニーズ愛”が強いタレントともいわれますが、実際は頭のいい人だから計算の可能性はあるでしょう。現在のレギュラー番組は地方局でのコメンテーターやMCが中心で、まだまだ全国区の知名度や実績には劣る。河合さんに限らず、世間が『移籍しろ』と言っても、脱ジャニーズのメンバーの誰もが『TOBE』ほか、別の事務所から引き抜かれるわけでも、独立して仕事が得られる保証があるわけでもない。自身の仕事はジャニーズ事務所あってだと理解している人は多いでしょう。特にデビューしているグループに所属しているほど他事務所への移籍ハードルは高い。グループでいることが足かせになることもある。河合さんは『40歳までにMC番組を持ちたい』とやりたいことをPRしています。事務所を辞めて路頭に迷うリスクを負うよりも、ジャニーズ事務所で現在の仕事をこなしながら、個人でやっていたほうが、他社から“声がかかる”チャンスは大きいでしょう。今後、俳優やタレント志望のメンバーでグループを脱退する人は出てくるかもしれません」(ジャニーズ担当記者)

 元V6で俳優の岡田准一(42)や俳優の生田斗真(38)、風間俊介(40)など、個人で俳優などとしての実績が評価されているタレント以外は、「退所」もまたリスクを負う。芸能界での生き残りをかけて多くのタレントが動きだしそうだ。

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 芸能のアクセスランキング

  1. 1

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 2

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  3. 3

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 4

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  5. 5

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  1. 6

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘

  2. 7

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 8

    福山雅治の「不適切会合問題」で紅白に地殻変動が? “やらかし”がPerfume「トリor大トリ」誘発の可能性アリ

  4. 9

    Perfumeのっち、大学中退話が地上波TV解禁でファン安堵…「ネタに昇華できてうれしかった」の反応も

  5. 10

    カズレーザーは埼玉県立熊谷高校、二階堂ふみは都立八潮高校からそれぞれ同志社と慶応に進学

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    元横綱・三重ノ海剛司さんは邸宅で毎日のんびりの日々 今の時代の「弟子を育てる」難しさも語る

  2. 2

    巨人・岡本和真を直撃「メジャー挑戦組が“辞退”する中、侍J強化試合になぜ出場?」

  3. 3

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  4. 4

    高市政権大ピンチ! 林芳正総務相の「政治とカネ」疑惑が拡大…ナゾの「ポスター維持管理費」が新たな火種に

  5. 5

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  1. 6

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  2. 7

    沢口靖子vs天海祐希「アラ還女優」対決…米倉涼子“失脚”でテレ朝が選ぶのは? 

  3. 8

    矢沢永吉&甲斐よしひろ“70代レジェンド”に東京の夜が熱狂!鈴木京香もうっとりの裏で「残る不安」

  4. 9

    【独自】自維連立のキーマン 遠藤敬首相補佐官に企業からの違法な寄付疑惑浮上

  5. 10

    高市政権マッ青! 連立の“急所”維新「藤田ショック」は幕引き不能…橋下徹氏の“連続口撃”が追い打ち