DeNA自滅で藤川阪神高笑い 棚ぼた快勝がもたらすシーズン終盤戦の「精神的優位」
不思議の勝ちあり、だ。
4日のDeNA戦は村上が7回1失点と力投しながら、2度の犠打失敗、1度の盗塁失敗を記録するなど、七回までゼロ行進。DeNAが四回に盗塁を決めるなどソツのない攻撃で先制点を挙げたのとは、好対照だった。
そんな試合の流れが変わったのは0-1の七回裏だった。DeNAは先頭の山本が二塁打を放つと、続く梶原は2球続けてバントを失敗。
「梶原の今季の犠打はゼロ。通算165試合でわずか1犠打の“バント下手”ですからね。結果的に安打で出塁し、一、三塁と好機を広げたが、無死二塁からのバントは消極的すぎると言う声もあある。続く京田へスクイズ指示が裏目に出た。京田はスクイズ失敗で2ストライクに追い込まれると、二塁へのゴロの間に三塁走者の山本が飛び出し憤死。流れを手放す格好になった。直後の八回表に2点を失い、勝ち越しを許したセットアッパーの伊勢は責められません」(マスコミ関係者)
こうなれば、阪神のペースだ。九回にはDeNAの救援陣から一挙5得点を挙げ、終わってみれば7-1の快勝で連勝を6に伸ばした。