大谷翔平に食われっぱなしのテレビ情報番組…投手復帰戦は午前11時なのに11.9%の高視聴率

公開日: 更新日:

「相手はBSだというのに、完全に食われてます」というのは、朝の情報番組のプロデューサーだ。相手というのはNHKBSの大リーグ「ドジャース」戦の生中継である。視聴者のお目当てはもちろん大谷翔平で、1番DHだから、試合の冒頭から見ようと、中継が始まる前から流れていくという。

 NHK関係者も「まさか、あそこまでとは!」と驚いたのが、大谷が663日ぶりに先発投手に復帰した6月17日の試合だ。NHKは急きょ地上波に切り替えて午前11時から放送したら、世帯視聴率11.9%、個人視聴率6.4%と、ゴールデンタイムの人気バラエティー並みの数字をたたき出した。

 テレビ朝日系情報番組「羽鳥慎一モーニングショー」のレギュラーコメンテーター玉川徹も、「この時間帯ではありえない視聴率。みんな見てるなあと、びっくりした」と舌を巻いた。

 大谷が出場する試合は普段からBS視聴率トップクラスだが、同時間帯の地上波番組から10%近い視聴率を奪っていることになる。

「大谷のファンは中高年女性も多く、彼女たちは情報番組のメイン視聴層です。とりわけ今シーズンはパパになったこともあって、人気は半端じゃありません。番組がドジャース戦とかぶったときは、大谷速報で何とか引き留めようとするんですが、それがかえって“じゃあ、急いで見なくちゃ”となって、チャンネルを替えられてしまう。もう、打つ手なしですよ」(情報番組プロデューサー)

■関連キーワード

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「時代に挑んだ男」加納典明(25)中学2年で初体験、行為を終えて感じたのは腹立ちと嫌悪だった

  2. 2

    ソフトB近藤健介の原動力は「打倒 新庄日本ハム」…憂き目にあった2022年の“恩返し”に燃える

  3. 3

    ドジャースが欲しがる投手・大谷翔平の「ケツ拭き要員」…リリーフ陣の負担量はメジャー最悪

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    参政党が消せない“黒歴史”…党員がコメ農家の敵「ジャンボタニシ」拡散、農水省に一喝された過去

  1. 6

    遠野なぎこさんを追い詰めたSNSと芸能界、そして社会の冷酷無比な仕打ち…悲惨な“窮状証言”が続々

  2. 7

    巨人・田中将大「巨大不良債権化」という現実…阿部監督の“ちぐはぐ指令”に二軍首脳陣から大ヒンシュク

  3. 8

    藤浪晋太郎に日本復帰報道も、古巣阪神出戻りは「望み薄」…そして急浮上する“まさか”の球団

  4. 9

    巨人・田中将大を復活させる「使い方」…先発ローテの6番目、若手と併用なんてもってのほか

  5. 10

    自民・鶴保失言「運のいいことに地震」で苦戦の二階ジュニアに赤信号…参院選“仁義なき紀州戦争”決着か