著者のコラム一覧
髙橋裕樹弁護士

「すべては依頼者の笑顔のために」がモットー。3000件を超す法律相談実績を持ち、相続や離婚といった身近な法律問題から刑事事件、企業法務まで何でもこなすオールマイティーな“戦う弁護士”。裁判員裁判4連続無罪の偉業を成し遂げた実績を持つ。アトム市川船橋法律事務所。

ガールズバー初摘発!風営法「改正」で何が変わった?

公開日: 更新日:

 6月28日に施行された改正風営法は、無許可営業や悪質な接待行為に対する規制を大幅に強化しました。この改正は、ホストクラブ、ガールズバーなどをめぐる違法営業や消費者被害が全国的に深刻化していたことを背景に行われたものです。

 具体的な改正内容として、まず罰則が大幅に強化されました。無許可で風俗営業や接待飲食等営業を行った場合、これまでは「2年以下の拘禁刑または200万円以下の罰金(併科あり)」とされていたものが、改正後は「5年以下の拘禁刑または1000万円以下の罰金(併科あり)」となりました。さらに、営業者が法人である場合には、法人自体に最大3億円の罰金が科されることになり、名義貸しや法人を隠れみのにした脱法行為への抑止力が強化されました。

 また「接待飲食等営業」の適正化に向け、新たな禁止行為も明文化されました。虚偽の料金説明、恋愛感情につけ込んで金銭を得る“色恋営業”、注文していない飲食物の強制提供などが対象で、これらに違反した場合には営業停止や許可取り消し、さらに拘禁刑6月以下または100万円以下の罰金が科される可能性があります。

最新のライフ記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    世良公則氏やラサール石井氏らが“古希目前”で参院選出馬のナゼ…カネと名誉よりも大きな「ある理由」

  2. 2

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  3. 3

    浜田省吾が吉田拓郎のバックバンド時代にやらかしたシンバル転倒事件

  4. 4

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  5. 5

    「いま本当にすごい子役」2位 小林麻央×市川団十郎白猿の愛娘・堀越麗禾“本格女優”のポテンシャル

  1. 6

    幼稚舎ではなく中等部から慶応に入った芦田愛菜の賢すぎる選択…「マルモ」で多忙だった小学生時代

  2. 7

    「徹子の部屋」「オールナイトニッポン」に出演…三笠宮家の彬子女王が皇室史を変えたワケ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    新横綱・大の里の筆頭対抗馬は“あの力士”…過去戦績は6勝2敗、幕内の土俵で唯一勝ち越し

  5. 10

    フジテレビ系「不思議体験ファイル」で7月5日大災難説“あおり過ぎ”で視聴者から苦情殺到