「愛は勝つ」KANさんが61歳で死去…“ピアノマン”を蝕んだ「メッケル憩室がん」とは

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「愛は勝つ」などのヒット曲で知られる、シンガー・ソングライターのKAN(本名・木村和)さんが死去したことが17日に分かった。61歳だった。突然の訃報に業界内外から《こんなに早く旅立たれたとは》などと驚きの声が上がっている。

 KANさんは今年3月、日本では希少な「メッケル憩室がん」を公表。4月に再入院、5月に退院を報告していたが、東大大学院医学系研究科特任教授の中川恵一氏は日刊ゲンダイ本紙(3月25日付)の連載コラム「Dr.中川 がんサバイバーの知恵」で、KANさんのがん公表を受け、「メッケル憩室がん」について、こうつづっていた。

《ほとんどは無症状で、症状が見られるのは4%ほど。主な症状は腹痛と下血で、KANさんも昨秋、腹痛の原因を調べたことが診断のキッカケになりました》

《出血は、一度に大量に出やすく、痛みなどもなく突然発症するのが特徴です》

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