オカダ・カズチカが語るアントニオ猪木「あれだけのお客さんを引きつけることは、猪木さんにしかできない」

公開日: 更新日:

 昨年10月1日に死去したアントニオ猪木(享年79)の映画「アントニオ猪木をさがして」が10月6日に公開される。同作は、生前のアーカイブ映像や写真、影響を受けたプロレスラーや各界の著名人たちからのメッセージを集めたドキュメンタリーで、主題歌とナレーションは、福山雅治(54)。同作品に出演したオカダ・カズチカ(35)が、大いなる先輩・猪木について語った。

 ◇  ◇  ◇

 ──作品を見て第一印象は?

「今日がハッピーでも、明日は気持ちが落ちちゃうことってあるじゃないですか。そんなときにこの映画を見たら、『よしっ! がんばろう』ってやる気をもらえる。“元気があれば何でもできる”じゃないけど、僕は元気になれるきっかけをもらいました」

 ──オカダは幸いにも猪木氏に3回会ったことがあるという。

「1回目は『プロレス総選挙』(テレビ朝日系/2017年)という番組で、猪木さんが1位で、僕が4位で共演させていただきました。この番組がきっかけで食事会を開いてくださって、『おまえ、〇▽の話知ってるか?』って、ご自身の武勇伝のような話について聞かれたんですが、僕は知らなくて……。『そうか。じゃあ、長州、説明してやれ』って、長州力さんが丁寧に説明してくれるという(笑)。こんな若造に長州さんが説明してくださるので、恐縮しきりでした」

 ──最後に会ったのは、20年の「Number」(文藝春秋)の対談だった。

「『元気ですかーっ!』って、杖をつきながら部屋に入ってきて、『私がいちばん元気ないんですけどね』と自分でツッコんでました(笑)。それでもオーラがある方でしたね。SNSでいろんなことが身近になった分、有名人のスター性が薄くなってると思うんですけど、猪木さんは亡くなる直前まで動画で配信したりしても、スターのままでしたからね。もし今お会いして質問するとしたら『今の新日本をどう思いますか?』『若い頃にSNSがあったらどんな使い方をしていましたか?』とか聞いてみたかったですね」

最新の芸能記事

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった