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立岩陽一郎ジャーナリスト

NPOメディア「InFact」編集長、大阪芸大短期大学部教授。NHKでテヘラン特派員、社会部記者、国際放送局デスクなどを経て現職。日刊ゲンダイ本紙コラムを書籍化した「ファクトチェック・ニッポン 安倍政権の7年8カ月を風化させない真実」はじめ、「コロナの時代を生きるためのファクトチェック」「トランプ王国の素顔」「ファクトチェックとは何か」(共著)「NHK 日本的メディアの内幕」など著書多数。毎日放送「よんチャンTV」、フジテレビ「めざまし8」に出演中。

「news zero」を卒業する有働由美子へのエールと 辺野古で撮った幻の“立ちリポ”エピソード

公開日: 更新日:

 来年3月での「news zero」(ニュースゼロ=日本テレビ系)卒業を発表した有働由美子キャスター(54)。その理由について「気づけば現在54歳! 次の新たなことにチャレンジするときは今しかないと考え、1年半前から相談させていただいていて、わたくしのわがままを聞いてくださり、このたび『news zero』が快く送り出してくれることになりました」と語っているように、自ら降板を決意したようだ。新天地での更なる飛躍が期待される有働キャスターに、NHK時代の同僚で盟友のジャーナリスト・立岩陽一郎氏がエールを送る。

■「日本、大丈夫かなあ」

「日本、大丈夫かなあ。ずるずるいきそうやなあ」

 そう有働が言ってきたことがあった。それは防衛産業の活性化や防衛予算の増額に向けて政府が前のめりになる状況について話をしていた時のことだったと思う。しかし、その有働の懸念は番組で語られることはなかった。そこには有働の方の抑制もあったのかもしれない。ただ、夜の看板ニュース番組と有働の思いとの乖離が徐々に広がっていたのだろうとは推測できる。

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